川﨑ありさの現代詩

現代詩を書いて投稿します。

トビタイ

すべてを失ってしまいたくなるよ

明るい方に方向転換しようかとも思ったけど、

それってしょうに合ってるのかな


「すべて」を失う想像はできても

「すべて」を失う行動はできないリスクを背負えないわたしは弱いのか。

それとも行動してしまうだれかこそが弱いのか。

わたしは強くはない。

弱いのか。

強いのか。

よわつよか。つよよわか。


わかるはずもない議論を頭のなかで一気に考えて思考することしかできない


脳内は無限大かもしれない

けれど現実は大きくて小さくて

有限大なんだ

一周まわって有汎小になってしまえばいいのにってなかんじで、

徐々にしか変化しないしできない

それがよかったりも悪かったりもする


「すべて」という都合のいい解釈のなかでの

「すべて」とやらを失ってみたい


いわゆる投げ捨て脱ぎ捨て

捨て得て放題での会合を開きたい


自分の頭を強くコンクリートに頭突きしてみた。

痛みを感じない。

外枠も痛みがわからないなら、

ましてや中身に伝わるはずなんてなくて、


そうやってまた

うっかり意味のない時間を過ごしていた