川﨑ありさの現代詩

現代詩を書いて投稿します。

おいしい匂いがする

おいしい匂いがする

 


ただ焼きたての匂いがする

 


その匂いが自分に

 


スポットライトがあたったとき

 


それは何年か前の誕生日

 


それに似た記憶はあるけれど

 


それそのものの記憶は

 


もうそこでしかないけど

 


写真のアルバムも

 


どっかいってしまったけれど