川﨑ありさの現代詩

現代詩を書いて投稿します。

ぺらぺら

どんだけ時間を費やそうと

すごいものを生み出そうと

ペラペラには負けてしまう

ペラペラはつよい

ペラペラは中身がない

なのに負けてしまう


数じゃない

そう分かってても

どう心に響いて

どういう満足を生み出すのか

説明してみろ


理由のない上辺だけがイチバンなんだ

ペラペラを持っていたって何にもない

何にも残らない

ペラペラはペラペラに評価されていく


ペラペラじゃないものに

評価されたいのだとしたら

今すぐペラペラをやめるべき


でもやっぱペラペラもやめれない


その気持ちだって理解できる


脳内カラカラのやつと

同じことをしたら

こっちの頭までバラバラになる


お前らのまねなんかしたかねぇけど

結局成功してるやつの勝ち

そうやって表向きの表情で

せいぜい

老いぼれて通用しなくなるまで

その美貌とその精神と自己顕示欲を

すり削ればいい


ごめんちょい言いすぎた

敵に回したいとかいうわけではないけど

一緒にがんばろうって言えるほど

暇じゃないし大人じゃない


向こうから寄ってきてくれるなら

すぐ好きになっちゃう単純明快人だけど


思ったよりも遠くにいて

近くに居てくれないのが

悔しいからこうして

がんばって

たとえ脳内ボロボロウスッペラ行動でも

わたしには出来ないことだから

寂しいような羨ましいような近づきたいような

気を紛らわすために

腐ってきみらを見ているだけ