川﨑ありさの現代詩

現代詩を書いて投稿します。

小者小心者

叶ってるようで結局なんにも

叶っていなかった

成功も

なんもかんも

上手くいくかどうかも

ぜんぶぜーんぶ気持ちの問題

 


気持ちがついてこないんだったら

それで

夢はついてこれない

 


少しのところで傷がついてしまうのは

きっと昇り詰めようと

足元にあろうと

変わりはないのかもしれない

 


満足できない

万人に満足してもらえない

そんなん小者でしかない

 


人を信用するなとは言えない

信用しないと消えてしまう

植物だから

せざるを得ないなんて言ってみても

 


よくわからないけど

ネームバリューで得をするような

生き方だって

ワンチャンある

 


よくわからないけど

自分の実力に見合うよりも

後ろ盾がどんどん大きくなっていく

お前は矛になれと

ビッグステージに立たされる

そんなちから

あったら要保護だし

ある自覚なんてまったくないのに

うまくいこうが大惨事だろうが

振りかざすに値しなかろうと

すべてがすべてわたしの責任

変君

きみってちょっとだけ抜けてるよね


人のことなんて

いえないんだけど

きっとよくわかんないけど

きっとそこがいいんだよね

母性本能がなんてらってやつなんかね


1度は好んだ

うまくいきませんって結果発表は

終了してたけど

口にした


口にしてわかった


途中で切れた返事も中身も

今は昔ってな感じの

おとぎ話みたい


再び会っても冴えない君(くん)

傍から見ても冴えない君(きみ)

釣り合うって

帰りに黙ってた意味なんか

聞かないもん


「機会があれば」

よろしくね


初めて思えたかもしんない

4コマに負けてらんない

ちゃんと

2コマで完結する

友人になってみよって


やっぱり

取り扱い困難な君だけど

次はもっとうまく笑うから

帰ってきたら

また遊んでね

ワンチャンあった

1年とちょっとヶ月前

仲良くなっときゃよかった

とっくにとっくの

とっくなむかし

すっごく好み


聞いときゃよかった

同性だから変に思われない

私の日常にカスりもしないそんな子


どうだっていいんだけど

なんだっていいんだけど


実習のために脱色していないその髪

高校生みたいだ


取り逃がしたし、

別に何とでもないんだけど

ちょっと言ってみたかった

以上それだけ

うんこ人

嫌いになりたいんだ

だから

表示名をうんこの絵文字にしました


忘れられないんだ

あの頃の気持ち

ちょっとした気持ち

たったこれっぽちな気持ち


もう君がきらいだから


わたしにとって君は

ほんとにほんとに

うんこみたいな存在だった

煩わしくて

いっつもかっつもその返事は

引きこもりで

腸のゴールでつまったみたいに

便秘がちだった


返しちゃったら

そのうんこは

暫くわたしの手元には

表示されなくなっちゃうから

いつ返ってくるかわからないから

トイレットペーパーで

尻拭いをすることはしなかった


でも今は違うんだ

うんこからのメッセージなんて

貰っても

嬉しくないし


うんことは話さなくていい


むしろ

流さなくちゃいけない


次に排泄物からの

返事が来たら

絶対にトイレットペーパーを準備するから

もう絶対に

もう

もう

汚されたりなんてさせないから

あーあもったいないことしたな

不慣れな感じがよかったのに

「男にしては」

確かにきみは

そういった


あのとき

いやいま


そういった

そういった


きみは男を知ってしまったのか

それともなんなのか

関わった知り合いが増えただけなのか

わからないわからないよ


そんな追求をするのは

意味をなさない


都合のいい男なのか

僕はきみのタクシーだ

きみは私の金主人だ

僕はきみの飯を遣いする

きみは私の殿の様だったりする

返事なんていらないから

見返りがほしいなんて

いわせないでおくれよ


きみの身体なんていらないから

きみの気持ちがほしいなんて

私の欲望なんていらないから

きみの瞳で見つめてほしい

私がきみをキメ顔で見つめたところで

どうせ不細工なんで

どうせ小太りなんで

どうせ角刈りなんで

どうせ眼鏡なんで

どうせ顔面眉毛無法地帯なんで

気持ち悪くしか映らないんだろうな

わかってるわかってるわかってるよ

わかってるようでわかってる

うそ。

ほんとはきみのぜんぶがちょっとほしい

やっぱなんでもないよ

ごめん

なんでもないです

ハハ

これが人の暖かさだったとするならば

そんな物理的にあったかいなんて

求めてない


寒い車内

だけどでも

伝わるんだ

朝の即席ウーロン茶が

言いたかったこと


いつだって投げやりだった

その気持ちも投げやりたかった

ペットボトルを投げつけられた

取り繕われた

ぶりぶりした楽曲なんかよりも

よっぽと正直なんだと

それだけは言える


先週よりも13%増えたのは

携帯の画面を見てる時間だけで

一日平均5時間48分も

見てるって現実も


よく怒られる

1番安心出来る存在

音楽のうた

鼻歌歌って通り過ぎてった

自転車で軽やかにくだって

わたしはイアホンをさしてさ


相手方もそれは認識していたはず

でもわたしのかざしてる

イヤホンは

今のタイミング

曲と曲のつなぎ目だったから

その鼻歌は筒抜けだった


8の字巻きをほどいた

イヤホンの跡形のほうが

わたしの巻き髪よりも

巻が強くて

わりと悔しくなった


今日も

聴いてる音楽の

裏打ちのステップで歩いていく

好きな音楽に

嫌われるのが怖くて

嫌いな音楽に

無関心になられるのが怖くて


わたしから選ばれなくても

誰からかに評価されて流れていく

音楽たち

結局そっちの勝利だね