川﨑ありさの現代詩

現代詩を書いて投稿します。

あーあもったいないことしたな

不慣れな感じがよかったのに

「男にしては」

確かにきみは

そういった


あのとき

いやいま


そういった

そういった


きみは男を知ってしまったのか

それともなんなのか

関わった知り合いが増えただけなのか

わからないわからないよ


そんな追求をするのは

意味をなさない


都合のいい男なのか

僕はきみのタクシーだ

きみは私の金主人だ

僕はきみの飯を遣いする

きみは私の殿の様だったりする

返事なんていらないから

見返りがほしいなんて

いわせないでおくれよ


きみの身体なんていらないから

きみの気持ちがほしいなんて

私の欲望なんていらないから

きみの瞳で見つめてほしい

私がきみをキメ顔で見つめたところで

どうせ不細工なんで

どうせ小太りなんで

どうせ角刈りなんで

どうせ眼鏡なんで

どうせ顔面眉毛無法地帯なんで

気持ち悪くしか映らないんだろうな

わかってるわかってるわかってるよ

わかってるようでわかってる

うそ。

ほんとはきみのぜんぶがちょっとほしい

やっぱなんでもないよ

ごめん

なんでもないです